捨て看板の風俗店
風俗店の宣伝方法のひとつにピンクチラシや捨て看板などを用いた広告がある。これらのほとんどが条例違反等に当たり当局による撤去とのイタチゴッコを繰り返している。
逮捕などリスクも大きいが、それだけ効果も絶大で、短期集中で稼ぐにはもってこいのツールと言ってもいい。故に届出店より違法店や悪質店が好んで使う手法で、広告の撤去と共にトンズラするというのもお約束のパターンになっている。
違法店とは早い話が裏風俗。そう本番有りの店のこと。以前「電柱ピンクチラシ」や「電話BOXのピンクチラシ」でレポートした通り、その確率は非常に高い。ボッタクリに遭う危険もあるが、リスキーなほど行ってみたくなるのは自分の悪い癖だ。
捨て看板が多いのは大きな街道沿い。特にラブホが密集している高速のインターチェンジ付近でよく目にする。この時もそんな場所で見付けた「VIPコースあり」の文字に惹き付けられた店だった。
「通常のデリヘルは70分で大1.5、VIPはプラス大1になります」と隠語を交えて説明した。VIPはデリヘルと違うのか。突っ込んで聞くと「最後までOKです」と答えた。
やや高い印象だが「今の時間なら現役女子大生の子が行けますよ」と言うので出張をお願いした。30分ほどラブホの前で待っているとワンボックスカーが横付けされ、運転席の男が「○○さんですか?」と確認を取ると20代前半の女性が降りてきた。
